掛け軸のしまい方 動画

2010年11月29日月曜日

厄除け魔除け掛軸

瓢箪の掛軸

瓢箪
瓢箪(ひょうたん)は古来より縁起の良いものとされています。

瓢箪が、六つ揃えば無病(六瓢)息災といい、六瓢(むひょう)の掛け軸を飾ったら難病で苦しんでいた人が不思議にも健康になったといいます。
また、その絵に好き嫌いなく何でも食べつくしてしまうことから災難を食べつくすといわれている「雀」を加えることにより健康長寿・家内安全をより強固なものに導いている絵になります。


瓢箪から駒が出るということわざがあるように、瓢箪の掛け軸には、吉運を呼ぶ神秘の開運霊力があるともいえるでしょう。

2010年11月26日金曜日

掛軸の基礎知識

床の間
床の間がつくられるようになったのは鎌倉時代です。そこに仏画を掛け、花を供えて仏壇代わりにしたのが掛軸のはじまりです。
室町時代になって、床の間は、貴重品や愛玩物を飾る場所になりました。
中国との貿易が盛んだったので、鑑賞品として宗元画の掛軸が多く輸入されました。
また、茶華道の流行によって格好の鑑賞品として床の間を飾ることになりました。
人には手相、人相があるように、土地には地相、家には家相があってこれが運気と興廃となって、家業の栄枯、事業の失敗となって現れるものです。
「床の間」は、神の宿る場所として縁起の良い掛け軸を掛けることにより貴家の運気を上昇させ家運隆盛・健康長寿夫婦円満・家内安全金運上昇等をもたらす大切な空間ともされています。

松竹梅について
松・竹は冬の寒さに耐え緑を保ち、梅は厳寒ののち花を咲かせるので、古来より「歳寒の三友」と呼び、めでたいものとして画題にされます。

松について
百木の長で、万年の寿を保って四季常に緑なので、長寿を祝うとともに松の緑のように永遠に栄えるようにとの願いがあります。

竹について
まっすぐな成長を祈り、節度と潔白を象徴するものです。

梅について
忍耐と春に先駆けて一番早く実を結ぶことを祝うものです。
香は花の中の君子のようであるところから、古来より好んで描かれています。

2010年11月25日木曜日

幸運の掛軸

南天に福寿掛軸

南天(ナンテン)
南天は難転に通じるとして、縁起植物に扱われています。
火災、魔除(まよ)けとして玄関前に植えられてきました。
京都鞍馬寺(くらまでら)の祭事、竹伐会式(たけきりえしき)や火祭りには南天の小枝を身につけます。

南天に福寿草
                                             
南天は果実にはドメステチンメチルエステル、樹皮にはナンジニン、ドメステンベルベリンなどの成分を含んでいて、防虫、防腐の効果があります。
葉を食物の掻敷(かいしき)に使用して、古くは米櫃(こめびつ)や鎧櫃(よろいびつ)などに入れていました。

鬼門や水周りなどに植えられたり、お祝い事の重箱に南天の実や葉があしらわれていたり、南天材の箸が長寿箸と云われて有り難がられているのも災厄除けの一端だとおもわれます。
実は南天実(なんてんじつ)という生薬で咳止めの薬としても使われています。

災難を転じて福となす・・・・・南天です。

2010年11月24日水曜日

幸運の掛軸

竹に雀の掛軸
竹に雀・・・取り合わせのよいもののたとえ

雀には、日本において、食用や駆除の対象になってきましたが、神聖視にもされてきた歴史があります。

秋には追い払われる一方で、「神の使い」とされてきた歴史もあり、京都伏見稲荷では門前の名物になっています。古くは蘇我馬子を雀に喩えたり、稀に見られる突然変異の羽毛の色素が無い「白スズメ」を古来より瑞鳥とし、聖武天皇や桓武天皇などが白スズメの献上を受けたという記録が残っています。
雀に対し竹が添えられ縁起物となっています
                                                    竹に雀
 

地にしっかりと根をはる竹と、子孫繁栄・難をついばむとして吉鳥とされる雀の縁起の良い組み合わせの図柄です。初めての掛軸として、また新築のお祝いの贈り物におすすめの掛軸です。季節を問わずお楽しみいただける掛軸です。

2010年11月21日日曜日

幸運の掛軸

赤富士の掛け軸

赤富士は、新たなる陽光に赤々と染まり輝く霊峰富士は一年に一度あるかないかの奇跡といわれています。
赤富士
 
神々しいほどの雄姿には大変強い開運力があ
そこに仙人に仕える吉鳥鶴が群れと共に貴家に最高の至福をもたらしてくれる構図です。

赤富士は、吉祥軸として年中お掛け頂ける名幅です。

2010年11月20日土曜日

幸運の掛軸

鯉の掛け軸

掛け軸に使われる鯉の構図は沢山あります。

龍門・夫婦鯉の滝昇り・跳鯉等は王者であり、勢い盛んな様子、滝を昇り龍と化す伝説から家運隆盛・立身出世・金運上昇・商売繁盛として使われます。

 遊鯉は縄張りをもたない、争いごとをしないで優雅に泳ぐ鯉の様子から家庭円満を意味しています。

 

松鯉は松鯉(しょうり)から勝利(しょうり)を導くといわれ、勝負運上昇として使われます。大昇鯉とは滝を昇る大きな鯉を例えた言葉で大昇鯉(だいしょうり)= 大勝利を意味しています。

勢い盛んに飛び跳ねる姿は強烈な上昇気流にのって貴家の家運隆盛を上げ、受験合格・商売繁盛・勝負運上昇と人生における全ての要素に大勝利をもたらすものです。

2010年11月19日金曜日

魔除け厄除け掛軸

虎の掛軸
は「1日にして千里を行き千里を返す」という例えから開運上昇の代名詞として使われています。


また、「八方睨み」という言葉があるように虎の鋭い眼光で八方から押し寄せる厄災から家を守ってくれる魔除けとされています。

風水でも、黄金に輝く身体は西の方角に掛けると金運力が急上昇致します。
このように虎は、家運隆盛・家内安全・金運上昇と家を守護するには申し分のない存在です。

2010年11月18日木曜日

南天福寿の掛軸

南天福寿は「南天」と「福寿草」を組み合わせる事により「難を転じて福と成す」といわれ、家運隆盛をもたらすものです。


 
南天はもともと病難や厄災を退ける力があるといわれ鬼門除けとして植えられてました。
福寿草は福をもたらす花として使われます。
六瓢息災と同じようにそこに雀を加える事により無病息災・家運隆盛を強固なものに導いています。
六瓢息災・南天福寿とも厄除けの意味合いから年中掛けとしてもお使い頂けますが、季節的には六瓢息災は春から夏南天福寿は秋から冬という風に使い分けのできる掛け軸です。

まさに、この2種類を組み合わせれば一年中家運は上昇し続けることでしょう。